2024年度
高学年
一刻も早く避難することを頑張る館内脱出訓練
館内から一刻も早く外に出ることをめざした、館内訓練を実施しました。避難場所に行くためには、まず館内から無事に脱出することが必要です。しかし、その道中には、地震によって壊れたもがあったり、救助を求める人がいたりなど、さまざまな状況が考えられます。今回は、あくまで”ぼうさいDAY”のプログラムではありますが、実際にありえそうな障害物を解決しながら進むことを課しました。段ボールでつくった障害物や、どうしていいか困っている聴覚障がい者(仮)がいたり、物の下敷きになった重傷者(仮)がいたりしました。
聴覚障がい者(仮)には、ヘッドホンをつけてもらい、耳が聞こえないことを行動で示してもらいました。子どもたちは、その人が聴覚障がい者であることはすぐに理解し、さらに、「一緒に逃げましょう」とジェスチャーなどで伝える努力をしてくれました。中には、「一緒に」という手話を前に習ったことを覚えている児童もいて、いざというときに、これまでに習ったことを生かすことができました。
重傷者として、大きな段ボールの下敷きになった成人男性を配置しました。その人には「痛い~助けて~」と叫んでもらいましたが、子ども達は自分たちではどうすることもできません。そんな中、子どもたちは、「先に逃げて他の大人に要救助者がいることを伝える」という選択肢を導き出しました。ゴールとなる玄関で、道中の様子を報告してもらうことで、救助者の数や状況をしっかり伝えることも体験しました。
特に重傷者との遭遇は実際にもあり得ることです。そこで、レスキュー隊で働いていたことのある人から、その時の体験を踏まえた実践的な対応の仕方を教えていただきました。まず大前提として、自分自身が逃げることが大事です。しかし、いざというときに遭遇する可能性のある状況を知っておくことで、その時にできる行動にも選択肢を持つことができます。自分が助けるだけが選択肢ではありません。助けるためにできることはほかにもあります。そうした臨機応変な対応も教わりました。
実際ありえることを知りながら、起こりうることの予備知識を持つことができました。自分を助けながら、そして遭遇する可能性のある状況への判断力を養うことができました。