エクストレッチャーで支援を考える訓練

元気な子どもたちには、いざというとき、自分の身を守ったうえで、救助者としても活躍が期待されます。例えば、脚の不自由な方は、津波避難タワーの下まで避難できたとしても、階上に上ることが困難です。そこで、エクストレッチャーという救助ツールを使った訓練を行いました。

エクストレッチャーは、炭酸ガスを吹き込むことで、階段もずるずると引っ張ることのできる簡易ベッドとなる、とても重要な道具です。子どもでも組み立てることができるのか?子どもでも大人を引っ張り上げることができるのか?そうした検証を行いました。

多少の手間取りはあったものの、子どもだけで組み立てることができ、そして子どもだけの力でも大人を階上まで引っ張り上げることができました。   この様子は、地域の住民さんも見守ってくださり、「大人も頑張らなあかんなあ」と感想を伝えてくれました。子どもから発信する防災活動に一歩踏み出せたのではないでしょうか。