町内に住む外国人との避難訓練

黒潮町内の工房で働く、ベトナム人の技能実習生の方と一緒に津波避難訓練を行いました。
黒潮町に住むなら、地震や津波、避難のことについてはもちろん知っておくべき重要なことではありますが、日本語を母国語としない人にすべてを伝えることは難しいことです。
役場が主催する勉強会で、防災のことを取り扱う機会もありますが、今回は、実際に地域の中での避難訓練を一緒に体験することになりました。
子どもたちには「逃げトレ」をレクチャーしてもらいました。自分たちがガイドすることで、津波避難の理解も深まることを期待しました。
外国人との交流ということなので、せっかくなのでベトナム語を教えてもらうことにしました。避難時に必要になりそうな「逃げろ」・「はやく」・「あぶない」の3語を、ベトナム語ではどのようにいうのか?本場の発音と一緒に教えてもらいました。簡単な3語ですが、いざというときに役立つかもしれません。子どもたちは、この言葉を実際に使いながら、高台まで避難訓練をしました。
町内に、日本語を母国語としない人が在住していること、その人たちとも一緒に津波避難について考えていく必要があることについて学習したことで、自分が助かることに加えて、周りの人も助かる方法も考えていくことの重要性に気づく機会となりました。