インソール体験実験

避難する道中で、あるいは状況が落ち着いた後、二時避難場所へさらに移動する際に、道路に危険なものが落ちている可能性があります。
ガラスの破片や釘もあるかもしれません。
そうした中、移動しなければならない”いざというとき”のために、業務用インソールを用意しておくことも検討してもいいかもしれません。

普通のインソールでは、危険なものは、靴を貫いて、足裏をケガさせてしまいますが、業務用の丈夫なインソールが1枚あるだけで、危険なものがそこで止まり「なにかが当たっている気はするけど、怪我はしないし、痛くもない」という効果が発揮されます。

今年度、すでに町内には、津波避難タワーに設置されている非常用BOXの中に準備している地区があると聞いたことがきっかけで、児童館では実際に体験してみよう!という、大人と子どものコラボレーションが実現しました。

実際にその効果について体験したのは、町内では(もしかしたら!)児童館の子ども達が初めてかもしれません!!

今回は、釘を3本打ち付けた板を用意し、インソールを入れていないスリッパと、インソールを入れたスリッパを押し付けてみて、どうなるか、を体験してみました。
安全性を考慮して、子ども達には実際にスリッパをはいてもらう(釘の上に乗ってもらう)ことはせず、棒で押してもらいましたが、インソールの効果についてはしっかり理解してくれました。

ちなみに、事前に大人が十分な配慮のもとで体験してみましたが、同じ釘3本の上に片足で乗っても、釘はインソールを貫通することはありませんでした。
※もしも同じご体験をされる場合には、くれぐれも安全にご注意いただき、突然力を加えたり、あまりにも重くするなどはお控えください。

こうした”ほかではなかなかできない体験”と”地域とのコラボ”を通じて、児童館での学びを充実させていくことを引き続き目標にしていきます。